服飾ボタンのよう 固くて丸い山吹色の花 タンジー
きりっとした山吹色の頭状花をたくさん咲かせようとしています。 「これは何かな?」 独特の香りは放つタンジー (Tansy) です。 古い時代から知られていたのか、別名が多いのには驚きました。 タンジーではない名前で記憶しているケースもあるのでしょうね。 ■ バチェラーズボタン ■ ジンジャープランツ ■ ビターボタン ■ センティッドファーン 薬草として利用されたこともあるのですが、弱い毒性があるそうです。 現在はポプリの材料等として利用されているとか。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : Tanacetum vulgare ● 原産 : ヨーロッパ・アジア ● 分類 : キク科ヨモギギク属 一目でキク科と分かりますが、例によって防虫効果があります。 古い時代には消毒・防腐剤としても利用されたとか。 現代でも果樹の近くに植えて害虫除けに利用しています。 前述の通り、毒性があるので、特に妊婦はひかえるべきだそうです。 ところが、葉や茎を利用した料理の情報があるんですね。 ( ̄◇ ̄;) 肉料理等の香り付け、風味付けに利用されているとのことでした。 その他にも多彩に利用されている植物のようです。 花と葉の浸出液は「ねんざや打撲傷」、「リューマチ」に効果があるらしい。 葉の煮出液は毛織物用の染料になるらしい。 因みに、染め色は「黄緑色」ですが、花の煮出液ではないんですよ。