極めて淡い紅と緑色の細長い花が咲き始めています。 「これは何かな?」 ヤマゴボウ科の多年草、とても繁殖力が強いヨウシュヤマゴボウです。 北米からの帰化植物で、ものすごい勢いで自生地を拡大してきました。 今では、どこでも見られる大きくて強い雑草です。 その上、ヤマゴボウなどという名前なのに有毒なのですね。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Lychnis miqueliana" ● 原産 : 北アメリカ ● 分類 : ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属 放棄された畑とか、ちょっとした空地があるとすぐに進出してきます。 タンポポのようにタネが空を飛ぶという訳ではないのですが・・・。 おそらく毒々しい色の実を鳥が食べて運ぶのでしょうね。 毒草なのに実だけは「ほぼ無毒」、とても利口な植物ということでしょう。 どの程度大きいのかというと、ひざ丈は当然、背丈程の個体も見られます。 太くて丈夫な根で年々大きくなっていきます。