夏になると良く見掛けるカラフルな花ですね。 「これは何かな?」 スベリヒユ科のハナスベリヒユですが、ポーチュラカの方が通り易いですね。 ポーチュラカは属名そのものですのが、まぁ、かわいいので許しましょう。 同属のマツバボタン(松葉牡丹)の位置を奪おうとしています。 確かに、育て易さや、グランドカバーとして、より優れているかも知れません。 でも、マツバボタンにも巨大花の園芸種が登場して頑張っています。 実は、我が家の庭にも3株だけですが、大きな花が咲いています。 これまでの倍程度の大きさで、花数もそこそこ多くて好ましいですね。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : Portulaca oleracea cvs. ● 原産 : (原種)南アフリカ、中南米熱帯・亜熱帯 ● 分類 : スベリヒユ科スベリヒユ属 お気づきかとおもいますが、畑の雑草、スベリヒユにそっくりです。 乾燥に強くて、炎天下にも元気に育ちまくります。 実は、これって食用になり、民間薬にも供されています。 この園芸種が食用になるかどうかは知りませんが、ちょっと美味しそう。 原産地では宿根植物として繁茂するようですが、日本では無理です。 冬を前にして枯れてしまうため、一年草として栽培されています。 午前中は元気ですが、午後には花を閉じ始めるようですね。 夜間には気孔を開け、光合成のために二酸化炭素を貯蔵するそうです。 葉からの蒸散で水分を失うリスクを回避するための工夫なのです。