さぁ、そろそろ、本格的な「木の花」のシーズンです。 花らしいけれど、これは又、不思議な形!「これは何かな?」 まだまだ風が寒い頃から咲き始めるマンサク(満作または万作)です。 女子の新体操で使うリボンが四方八方に舞っているようにも見えます。 葉が展開する前に、いきなり花が咲き出すタイプですね。 桜の花で言えば、彼の「ソメイヨシノ」がこのタイプの代表でしょう。 これは、日本全国に自生する "japonica" を冠したマンサクです。 公園などでは、同じ時期にシナマンサクも咲いています。 こちらは、前年の枯葉が、頑固にしがみついていることが多いようですよ。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Hamamelis japonica" ● 原産 : 日本、中国 ● 分類 : マンサク科マンサク属 春一番に咲き出す「木の花」と言えば「梅」を思い起こしませんか! でも、マンサクはなかなか良い勝負をすると思っています。 ただ、梅に比べると、ちょっと目立たないという弱点があるかなぁ。 因みに、マンサクにはタンニンが含まれており、薬効が認められるそうです。 引用しますと「消炎、止血、下痢止、皮膚炎、扁頭腺炎、口内炎」だとか。 以前、命名の由来について調べたことがありました。 「豊年満作」説と「まず咲く」説があるようでした。 当時も今も、「まんず咲くべぇ」説が有力ではないかと感じています(笑)。 別名の「金縷梅」は、古より季語に詠まれる冴えた命名だと思います。